家族でできるWAP食事療法
BED食事療法←前 次→さらに効果を上げるために①
最後にWAP食事療法(ウェストン・A・プライス食事療法)について紹介をしようと思います。
考案者であるウェストン・A・プライス博士は歯科医でしたが、栄養や健康についてとても関心がありました。
そこで博士は世界中の先住民族の文化を研究し、健康な食事の共通事項を見出そうとしたのです。
その研究の結果、おもに植物を食べる、動物を食べるなどのちがいはあっても、
WAPは、プライス博士のこの調査結果を基本原則とした食事療法です。
WAPは、特定の食材の制限を伴わず、食材がバラエティに富んでいることが特徴です。
WAPでは、食物を消化しやすくすることが非常に重視されています。
例えば、タンパク質が消化されやすいようになっている発酵食品の摂取や、
調理前に食材を水に浸すなどの下ごしらえの実施が推奨されています。
これは、消化の問題があるADHDなどの発達障害の子供に有効です。
また、食材の制限がないため、GFCF食事療法と並行して行うことができます。
WAPでは、食材の制限はしませんが、 栄養に富んだ室のいい食材を取ることが必要とされています。
では、具体的な実施方法を挙げていきたいと思います。
- 魚、肉、野菜を煮出したスープなどの栄養価の高い食品を摂取する
- 乳酸菌を含んだ食べ物を摂取する
- 発酵食品をとる
- 添加物の入った食品、精製した砂糖などの加工された食品は避ける
WAPでは、健康な脳に必要なオメガ3,飽和脂肪酸(動物性脂肪やココナッツオイル)とコレステロールを多く摂取することを薦めていて、
「大人も子供も総カロリーの40%以上を脂肪で摂取すると体調が良い」としています。
脂肪を推奨するという考えは栄養学では主流ではないのですが、脂肪は人間にとって大事な栄養素です。
この食事療法では、発酵食品や乳酸菌を積極的にとることによって、腸の問題が改善し消化の問題が軽減することが望めます。
腸の状態や消化がADHDなどの発達障害の子供にどれだけ重要か、は以前書いた通りです。
腸の問題が改善されるこの食事療法も、ADHDの子供に有効な食事療法といえます。
また、この食事療法の目的は健康な食事をとることなので、家族全員で実行すると良いと思います。
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