親がまず子供にしてあげられることは?
ADHDの子供と一番長く過ごすのは他でもないご両親です。
親が、ADHDの子供にどのように関わるかによって、子供の様子は劇的に変わります!
1.とにかく大事なのは対応を変える事
対応を変えるだけで治療効果がある
これは他の記事でも何度も言っていることですが、まわりの大人の対応によって、ADHDの子どもたちはADHDの症状を乗り越えることもできるし、反対に社会に適応できなくなることもあります。
それではどのような対応が良いのでしょうか?
■どなる・たたく・言葉で傷つけるのをやめる
まず親がADHDの子供にしてやれることは、「どなる」「たたく」「言葉で傷つける」などの不適切な対応をやめることです。
これだけでも、子供の生活に大きな変化が起こります。
これがADHDの治療、療育の重要な出発点です。
軽度のADHDであれば、これだけでもかなりの治療効果を挙げる事ができます。 薬物治療の必要な子供の場合でも、子供への対応の工夫がなければ、ADHDの治療は成り立ちません。
また、どなったり、叩いたりすることによってADHDの子供が軽度の鬱などになった場合、ADHDの症状がさらに悪化する場合があることもあります。
2.ADHDを理解する
理解すれば諦めずに付き合える
ADHDの子供への関わり方を考えていく上でとても大事なことは、ADHDを理解することです。
親御さんにとってADHDの子供の行動は理解に苦しむものだと思います。
また、子育ての自信を失わせることもあるかもしれません。
しかしADHDの症状の特徴を理解することによって、諦めずに子供にかかわっていくことができます。
3.悪循環を断ち切って!
悪循環を断ち切るのは親御さんです
ADHDの子供がいる家庭では、子供の行動に親が振り回されて親の対応がうまくいかないために、さらに子供の状態が悪くなることがあります。
このような悪循環が起きると、親子関係がギクシャクし、ヒビが入ってしまいます。
子供の成長のために、悪循環を断ち切る必要があります。
たとえば…
- 子供が指示に従わない⇒親が怒鳴ったり体罰をしたりする⇒子供は反発し、反抗的になる⇒
- 子供がやることをやらない⇒親が子供に言うことをきかせるのをあきらめて放任する⇒子供への成長の手助けができない⇒
- 子供が指示に従わない⇒親が強く指示を出す⇒言い争いになる⇒それだけで時間がたち親子が反目する⇒子供が反抗的になる⇒
等
悪循環を断ち切れるのは他でもない親御さんです。
では、どうやってこの悪循環を断ち切れば良いのでしょうか?
- 「子供が私の言うことをもっと聞いてくれればいいのに・・・」
- 「そうすれば私もいろいろ言わなくても済むのに・・・」
- 「本当は怒鳴りたくないのに・・・」
その気持ちもわかりますが、まずはこれらの悪循環を断ち切る為に親御さんがADHDの症状を理解し、行動しましょう。
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