ADHDは遺伝する?
こちらにも書きましたが、ADHDなどの発達障害は遺伝によるものです。
なのでお子さんが発達障害であれば、遺伝的に片方の親御さんがそうである可能性は高いです。
そのような場合は親子一緒に治していく必要があります。
発達障害を専門に扱う小児科医が親子一緒に診ることが望ましいです。
中でも父親がADHDなどの発達障害を抱えていて、母親が悩まされている事が多いようです。
このようなケースでは、父親はなかなか外来に行きたがらず、発達障害はしつけで治る、と信じています。
しかし、この考えは間違っています。間違っているばかりか、お子さんの発達障害の症状を悪化させる原因になりかねません。
叩いたり怒鳴ったりしても意味はありません。
かえって子供の自尊心を傷つけ、やるきをなくしたり自分より弱い子をいじめたりする原因となります。
母親は自分が得た情報を家族にしっかり伝えてください。
ADHDなどの発達障害を治療する上で「理解」は必ず必要となります。
もちろん母親が発達障害の可能性もあります。
どちらの場合においても、父親・母親というのは子供にとってはもっとも身近で影響を受けやすい存在です。
親御さんの発達障害で子供の症状も悪化してしまいます。
お子さんの症状を改善するためにも、あなたの人生のためにも、一緒になって障害を乗り越えてはいかがでしょうか?