ADHDに良いサプリと食事徹底検証!

ADHDの子供のために知っておきたい低血糖

■低血糖とADHDの関係

ADHDの症状には、注意欠陥や多動があります。
ADHDの子供はいつも落ち着きが無かったり、忘れ物を頻繁にしたり、怒られる事が多くあります。

そのため自尊心が低下したり、叱られたストレスによって別の衝動が引き起こされたりします。 これが悪循環となり、ADHDの子供の心の状態が更に悪くなってしまうことがあります。

心の状態に深く関わっている栄養素の一つに「糖質」があります。

糖質は、3大栄養素である炭水化物の構成成分です。
体内に入ると、血糖として即効性の高いエネルギー源となります。

糖質は砂糖や炭水化物に多く含まれていて、血糖値を上昇させます。

血糖値とは、血液の中に含まれている糖分の量を示す値のことをいいます。血糖値はいつも一定の狭い範囲に維持されています。
食事を摂ると、摂取した食べ物は細かく消化されて、最終的にはブドウ糖という小さな単位になって、血液中を流れます。そして全身を巡って、それぞれの臓器の細胞に取り込まれます。
血糖値は食事を摂るたびに上がりますが、過剰にブドウ糖が存在する時には肝臓や筋肉の中でグリコーゲンという少し大きな単位にして、脂肪組織では脂肪として貯蔵しておきます。 空腹で血糖値が下がった時にこれらの貯金を崩してブドウ糖に分解し、血液中の血糖値を一定に保っているのです。
出展:血糖値NAVI

糖質の摂取自体さまざまな疾患の原因になりますが、糖質の大量摂取によって引き起こされる低血糖状態に今回はフォーカスします。

低血糖が起こると体はどうなる?

体のほとんどの器官は糖をエネルギー源として活動しています。

低血糖が起こるとまず、糖をエネルギーとしている体の臓器のほどんどがエネルギー不足となります。
特に脳に関しては、ブドウ糖を主にエネルギーとして使いますので、低血糖状態では十分な働きをすることができません。

<注意するべき低血糖の症状>

低血糖になると、血糖値をあげようとする体のしくみによって交感神経が緊張します。 これに伴い、次のような症状が現れます。

  • 発汗
  • 動悸
  • 手の震え
  • 思考力が鈍り集中できない
  • 字が読めない
  • しゃべりにくい
  • 細かい作業ができない
  • 眠気を感じる

など。

これらの症状の影響として気分的な変動があり、

  • イライラや緊張
  • 怒りっぽくなる
  • 不安、悲しい

などがあります。

これらの症状は精神面に影響を及ぼし、ADHDの子供の行動や思考に大きな影響を与えます。
また、最近では低血糖状態では鬱状態と似た症状が出ることもわかっています。(中には本当に自分が鬱であると思ってしまう人もいます。)

大量の糖類の摂取は、ADHDの子供だけでなくどんな人にとっても良くないといえます。 夏場に多く購入してしまう「ソフトドリンク類(異性化糖)」等の摂取量には十分気をつけた方がよいでしょう。


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