ADHDと学校
就学するようになると、子供のADHDの症状が顕著にあらわれてくるようになります。
就学時には、子供のサインと共に、ADHDの症状が悪化するような環境かどうかを見落とさないようにしてください。
就学するようになってから気をつけなければならないのは、
- 担任との相性
- 同級生との相性
- 登下校の事
- 連絡帳の事
- 宿題に関すること
- 学校行事に関すること
等が挙げられます。
まずはなんといってもどういう担任かということです。
優しければ問題はないのですが…発達障害に理解がなかったり、叩いたり怒鳴ったりする担任だと、ADHDの子供は登校を嫌がったりするかもしれません。
(⇒学校に行けなくて困っている子供)
また、発達障害に理解のある同級生はまずいないので、恐らく少し変わった子供として、からかわれる事があります。
放っておくといずれいじめに発展する可能性があります。
早めに対策を施しましょう。
また、集団下校や学校行事などでは、ADHDの症状がある子供は時間を忘れたり、支度が遅かったりするせいで遅刻の常習となってしまい、これもまた周囲からからかわれることがあります。
これらの事でからかわれたり、いじめられたりした場合、登校しぶりが子供に現れる場合があります。
(登校しぶり…朝、学校に行きたくないと言ったり、学校に行こうとしないこと)
この場合、無理やり学校に行かせようとせず、発達障害の専門医に相談してみてください。
また、ADHDの症状は連絡帳や宿題、ノートに現れます。
ADHDの子供は教科書やノート、宿題を忘れたり、気が散って黒板の字を写せずにいることがあります。
そのためノートや連絡帳が真っ白だったりするのです。
このように就学してからは様々な場面で発達障害のサインが見られるのです。
なので、親御さん以外にも、教師とともに子供に関わるすべての職業の大人が、発達障害に関して理解とサポートをし、子供からのサインを見逃さないようにすることが必要です。