子供の自尊心
ADHDなどの発達障害の症状を悪化させる大きな原因の一つに「自尊心の低下」があります。
自尊心の低下を防ぐためには、できるだけ早く発達障害によって引き起こされる症状を改善することが大切です。
ADHDの子供は、教師や親などに言われた事を守る事が難しく、「しつけの悪い・言うことを聞かない子供」であると思われる事がよくあります。
学校や家庭でADHDの子供にイライラして怒鳴ってしまう教師や親御さんが多くいます。
この「怒鳴る」という行為は、子供の自尊心・やる気を低下させ、ADHDの症状を悪化させています。
自尊心が低下すると、「俺は何をやってもダメな奴だ・俺なんかどうでもいいや」と感じ、学力が低下したり、反抗挑戦性障害(OOD)や素行障害(CD)といった二次的な障害へとADHDが進展してしまう可能性があります。
OODやCDなどの二次的な障害へ発展してしまった場合、緩和・治療が難しくなってきます。
ADHDの子供の自尊心を守るためには、「よく褒める」事が重要だと言われてます。
褒められるのが嫌な子供はいません。
褒められることで前向きな感情が生まれ、自尊心は自然と高まっていきます。