ADHDの子供に危険な食べ物
ADHDの子供には食物アレルギーの子供が多くまたその食物アレルギーが身体に破壊的なダメージを与える、ということを説明しました。
では、どんな食べ物が危険なのでしょうか?
数ある食物アレルギーの中でも、ADHDなどの発達障害の子供にもっとも頻度が高く、
そのダメージも大きいとされているのが、乳製品・小麦です。
もっと具体的に言うと、小麦に含まれるタンパク質であるグルテン、乳製品に含まれるタンパク質のカゼインが問題となります。
腸が正常であれば、タンパク質は最小単位であるアミノ酸まで分解され、腸から吸収されます。 小麦のグルテン、乳製品のカゼインも、腸の働きが正常であれば害をもたらすことはありません。
ところが、発達障害の子供はタンパク質を分解する酵素の働きが十分ではなく、グルテンやカゼインを完全には分解できない。と言われています。
その結果、グルテンがグルテモルフィンに、
カゼインがカゾモルフィンという未消化タンパク質に変化します。
このグルテモルフィンとカゾモルフィンの分子構造は、
アヘンに含まれる麻薬物質モルヒネと非常によく似ています。
これらの物質が脳に到達すると、麻薬のように作用する可能性があるのです。
(食物アレルギーを引き起こす物質がすべて麻薬のような作用をもたらすわけではありません。)
こういった体に害を与える未消化タンパク質は、本来体に吸収されません。
腸が栄養分だけではなく、有害な物質を吸収してしまっていたらすぐに病気になってしまうでしょう。
しかし、ADHDなどの発達障害を抱える子供達は、これらの物質を吸収してしまうのです。
つまり、ADHDなどの発達障害の子供は
- ①タンパク質を分解する酵素の働きが十分ではない。(未消化タンパク質になってしまう)
- ②腸の働きが十分でなく、本来吸収されない未消化タンパク質を吸収してしまう。
という2つの原因が重なりあってこれらの食物の影響(害)を受けてしまっているのです。
ADHDの子供に危険な食べ物と、その原因を理解していただけたでしょうか?
しかし、ただただその食品を避ければいいということではありません。
次は、この2つの原因を改善し、根本的に解決する方法を書いていこうと思います
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(ADHDと食事療法について解説しています。)